2024.7/20-7/21にPASS THE BATON MARKET Vol.16が開催されました。
この企画は、Linkhola企画の環境月間イベントにご参加いただいた株式会社スマイルズ様によって運営されており、アップサイクルとしてこれまで使われていなかったものに新たな価値を生み出すということを目的に、社会的にも、環境的にも意義のある企画になっています。
PRtimes記事:【環境月間】企業間競争(共創)型の脱炭素プロジェクトにより、計14日間で 910.5kgのCO2削減!
PASS THE BATON MARKET
PASS THE BATON MARKETとは
「PASS THE BATON MARKET」は、企業やブランド、産地が抱えている“もったいない”や“困りごと”に向き合い、世の中に紹介していく場として2019年に始まった、蚤の市です。
大量にモノが生み出され消費される中で、本来届けることが出来る相手がいるはずなのに、届けきることができなかったものに新たな価値を与えて光を当てなおし、誰かにとっての“大事”や“喜び”を作っていく企画です。
「日本の倉庫を空っぽにしよう!」を合言葉に、企業が持つデッドストックや規格外品などを販売し、さらにモノとともに出展の背景や、通常では世の中に出回らないその”訳”を生活者の方々に伝えていくことで、これからの消費のあり方について再考するキッカケを生み出しています。
また、その商品の範囲は「食」の流通にまで広がっており、次のような方針のもと企業・農家と消費者を繋いでいます。
Vol.16の企画
今回のVol.16では、「米惣動」といった企画や、「NEW ‘T’ OWN CLUB」といった企画が実施されました。
米惣動は、「米」を「惣」菜の力で「動」かす!と企画となっており、収穫から1年が過ぎた古米と北陸の惣菜を使った試食コーナーを展開する企画です。
北陸の農家さんの古米を使ったメニューのキッチンカー、試食用ライスの販売、つりや・佃の佃煮・富山県立氷見高校海洋科学科などによる北陸惣菜の試食コーナーが設けられました。
この「米惣動」という企画名は、歴史を踏まえてつけられた名前です。
企画にHPでは次のように説明されています。
今から約100年前、米の買い占めや売り惜しみによる米価高騰が原因で、富山県の漁村の民衆たちはたまりかねて米屋におしかけ安売りを要求しました。この騒動に端を発し、全国的に広がったのが米騒動です。農林水産省の発表によれば、1962年をピークに、お米の一人当たりの年間消費量は、118kg(1962年)から半分以下の51.5kg(2021年)まで下がっているとされています。”米があるのに、それを求める人々に届かなかった過去”と、”米があっても、届ける先が減っている現在”は、お米を取り巻く環境としてとても対照的です。
このような状況に対して、美味しい惣菜によって、米の届け先を増やす。歴史的背景も考えられた素敵なコンセプトです。
また、Tシャツを愛する人のつどい、「NEW ‘T’ OWN CLUB」では、倉庫で眠っていたTシャツ1000点の販売、シルクスクリーン体験や藍染オーダー、「思いのオークション」が開催されました。
シルクスクリーン体験や藍染オーダーは、Tシャツをもっと「OWN」にして長くご愛用いただけたらという思いが込められています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
様々な企画にはそれぞれ強い想いが込められておりとてもワクワクする企画だと感じます。
早くも来年度の開催が待ちどしいですね。是非皆様も一度足を運んでみてはいかがでしょうか。